日腔インプラント専門医臨床技術向上講習会参加
3月27日(日)に東京で行われた
日本口腔インプラント学会主催の
「インプラント専門医臨床技術向上講習会」
に参加してきました。
土曜日の診療終了後、最終の飛行機で東京まで行き、
日曜日は9時から一日中講義を聞いた後、
最終の岡山行きの飛行機で帰ってきました。
今回のテーマは以下の5つ
「高齢者とインプラント治療 -高齢者の特徴、問題点―」
「患者の高齢化に対応したインプラント補綴」
「歯科麻酔科医の立場から見た高齢者へのインプラント治療の注意点」
「歯科インプラント治療時に注意すべく加齢による臨床検査データ変化と注意点」
「摂食嚥下リハビリテーションからみたインプラント治療」
「高齢社会、健康寿命、そしてインプラント治療」
これらについての講義を聞いてきました。
インプラント治療が普及し、技術も進化してきたことにより、
インプラントが長持ちするようになってきました。
それにより、寝たきりになった方や施設に入られた方の
インプラントへの対応が問題になっています。
体が元気なうちは、しっかりとメンテナンスをすることができるのですが、
体が弱ってしまった際、ご自身でメンテナンスができなくなり
インプラント治療部位へ汚れがたまることにより
インプラント周囲炎を起こしてしまう患者様が増えています。
また、介護に関わっている方たちへのインプラントの知識や情報が
まだまだ伝わりきってないという現状もあるようです。
超高齢化を迎えるこれからの社会で
我々、インプラントを専門としている歯科医師が
どのように関わっていかなければならないかを
まざまざと考えさせられる講習会でした。