医療費控除はききますか?

インプラント治療は、医療費控除の対象になります。

医療費控除とは、自分自身や家族のために、1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、
掛かった治療費と総所得金額に応じて所得税が減額される制度です。

控除金額は、所得総額と一年間にかかった医療費の額によって変わります。
控除される金額の上限は200万円となっていますので、治療を受けられる際は、
自分の治療費について簡単にでも良いのでまとめておくと良いと思います。

日頃の手入れはどうしたらいいですか?

インプラントは入れ歯のように取り外しが出来ません。

ですので「入れ歯」のような煩わしさはありませんが、
その反面、固定式ですので、インプラント周囲を清掃に保つことが極めて重要になります。

もしそれを怠ると歯周病菌の攻撃にさらされることになります。
インプラントは天然歯以上に歯周病になりやすい性質があります。
また、3ヶ月に一度は歯科衛生士による専門的なクリーニングを受けることを推奨します。

インプラントはどれくらい持ちますか?

インプラントそのものは半永久的ですが、
注意が必要なのはインプラント周辺の歯周組織や噛み合わせの状態です。

歯を失った原因が虫歯や歯周病の方は、ブラッシング方法やブラッシング習慣自体に
問題があることが多いので、衛生士の方にブラッシング指導を受けた方が良いでしょう。

定期検診(メンテナンス)をきちんと受診していれば、長く快適に使うことができます。
なお、インプラントの最初の患者さんは40年近くたった今でも正常に機能しています。

インプラント治療後の痛みはどれくらいですか?

鎮痛剤が処方されますが、術後の痛みはほとんどないケースが大半です。

サイナスリフトなどの骨の再生治療をあわせて行った場合や、
埋入本数が多い場合には腫れることもありますが、痛みは処方された鎮痛剤で緩和されます。

インプラント治療中は痛いですか?

しっかりと麻酔をして行うのでそれほど痛みはありません

治療後、多少痛みは出ますが親知らずの抜歯のような事はありません。
お薬で治まる程度の痛みです。

治療期間はどれくらいですか?

治療期間は骨が十分ある場合で考えると、上顎は完成まで約8ヶ月下顎は約3ヶ月です。

骨が不足している場合はまず骨を作ってからでないと安全には行えないので、プラス2~3ヶ月かかります。

治療期間中は現在ご使用中の入れ歯を使ったり、一定期間が過ぎますと固定性の仮歯が使用できますので
全く歯が無いといったご不便は無いと思います。

ブリッジかインプラントの違いは?

周りの歯(隣り合わせの歯)の状態を判断した上でどちらにすればよいか考えなくてはいけないと思います。

隣り合わせの歯が健康で何も問題ない場合はインプラントをお勧めします。

インプラントの一番良い点は欠損(歯の抜けている所)部位単独で固定した歯を作れるということです。
周りの歯に問題が沢山ある場合はそれと関連付けて治療する必要があります。

入れ歯とどう違うのですか?

あごの骨は、ご自身の歯が無くなると共に退化致してしまいます。

もし入れ歯を入れた場合、あごの骨も退化が進み、何れ無くなってしまいます。
しかしながら、インプラント治療をする事により、あごの骨の退化を止める事ができます。