インプラント治療を希望されている患者様へ

きちんとした知識、正しい情報を伝え、そして、一人でも多くの患者様に良いインプラント治療を提供できるよう、以下に記載している厳しい基準をクリアし【専門医】を取得しました。

 

日本口腔インプラント学会【専門医】取得にあたって

昨今、インプラント治療はどの医院でも受けられるようになってきました。その反面、ドクターの技術や知識不足に伴うトラブルもよく聞きます。

実際、患者様にインプラント治療の説明をした際、患者様から最初に聞くのが、

  • インプラント治療はすごく腫れて痛いのでしょ?
  • インプラント治療は怖いからしたくない

といった、どちらかといえばネガティブなコメントをよく聞きます。

これは、しっかり診査・診断がなされていなかったり、ドクターの技量を越した処置を行った場合に、起こりうることだと思います。

しかし、きちんとした診査・診断確実な手技清潔な手術環境で処置を行えば、低侵襲で痛みや腫れも少なく治療することができます。

当院でも、治療前は不安があった患者様も、治療後はほとんどの患者様が、

  • 本当にインプラント治療をしてよかった
  • 痛みも腫れも少なくて楽に治療が出来た
  • この程度なら、うわさに流されず早くインプラント治療をすればよかった

などの意見を沢山頂いています。

インプラント治療はオーダーメイド

インプラント治療を行う部位の顎骨の形や歯茎の状態が同じ患者様は一人としていません。つまり、一人一人の患者様がオーダーメイドの治療法となります。

当院では、CT撮影は勿論の事、きちんと診査・診断し、患者様にインプラント治療とはどういったものなのか、そして、個々の患者様に適した治療方法は何なのかを、しっかりと説明し、理解して頂いてから治療を行っていきます。

インプラント治療で不明な点、気になる点等ございましたら、一度ご来院されるか、メールでご相談ください。専門医の立場から、適切なアドバイスや治療方法をご提案いたします。

日本口腔インプラント学会とは?

公益社団法人日本口腔インプラント学会は1986年に発足、2010年には、より社会に向き合う学会として、歯学系学会で初めて公益社団法人格を取得しました。日本最大の歯科の学会で、会員は全国で14,000余名います。本学会の目的は口腔インプラント治療に関する研究を推進し、学術の発展に寄与し、より安全で安心な口腔インプラント治療を国民に提供することにあります。

会員は一般歯科医から口腔顎顔面外科医、歯周病専門医、補綴専門医、歯内療法専門医、歯科矯正医、歯科技工士、歯科衛生士、研究者、大学教員、歯学部生、卒後研修医,歯科業界の代表者など幅広い領域にわたっています。

>日本口腔インプラント学会HP

日本口腔インプラント学会「専門医」とは?

インプラント治療を行うにはインプラントの埋入のための口腔外科手術、全身的状態の把握、入れ歯やブリッジを作る技術、また解剖学的な知識など通常の歯科治療以上の専門的なまた高度な総合的な知識や治療技術が求められます。

患者様の状態により、口腔インプラント治療が難しい場合もあります。

今日、遺憾なことですがインプラント治療について多くのトラブルが報道されていることも事実です。
この原因は歯科医師であれば歯科医師法によりだれでもインプラント治療を行うことが資格上は可能であることです。

このようなことから日本口腔インプラント学会では会員の知識、技術の向上を目的に専門医制度を立ち上げ、研修施設、学会主催の研修会、会員歴、筆記試験、口頭試問など厳しい条件を設け、これをクリアした方を専門医に認定しています。

>岡山県の専門医

専門医試験を受けるためには?

インプラント専門医の資格認定試験は誰でも受けられる訳ではありません。

社団法人日本口腔インプラント学会で定めた条件を満たしている歯科医師だけが認定試験を受けることができます。診査基準(一部抜粋)は下記のようなものがあります。

①書類審査

  1. 同学会に5年以上継続した会員であること
  2. 同学会の研修施設(専門医を養成する“指導医”が在籍している研修施設)で通算して5年以上在籍し、インプラント治療に必要な診断と、治療の基本的な技術を習得する講習や研修を受けていること
  3. 日本歯科医師会会員であること
  4. 同学会が行う、専門医教育講座を3回以上受講していること
  5. 同学会の学術大会に8回以上参加していること
  6. 同学会の定めた研修を終了していること
  7. 口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること
  8. 下記のインプラント治療の経験があること
    ・治療が終わりメインテナンスへ移行して3年以上経過した症例を、20症例以上経験していること。
    ・症例には、多数歯欠損(1顎7歯以上欠損)症例で全顎にわたる症例を3症例以上含んでいること。
  9. 同学会が行うケースプレゼンテーション試験に合格している。
  10. 同学会の学術大会において、2回以上発表を行っていること。
  11. 口腔インプラントに関する論文を委員会が認める雑誌に1編以上発表していること。

➁筆記試験、面接試験(口頭試問)

上記の条件を満たし、診査を通過した歯科医師は、筆記試験と面接試験のある資格認定試験を受けます。面接試験は、予め申請者から提出された症例(治療内容)について口頭試問が行われ、この試験に合格者するとインプラント専門医としての認定書が発行されます。