インプラント埋入後1年3ヵ月経過した状態
30本の天然歯をお持ちで、全て神経がある歯(虫歯が進行すると神経を除去する事になり歯の寿命も短くなります)という理想的な歯牙をお持ちだったを患者様。
残念な事に転倒して前歯を負傷された為抜歯する事になりインプラント埋入を希望されました。
今回も抜歯窩(抜歯後の骨のくぼみ)に直接インプラント埋入する抜歯即時埋入法を行い術後は仮の歯をセットして
審美的配慮も考えながら治療をすすめていきました。
最終上部構造セット後1週間経過
抜歯後の骨再生とインプラント体との結合もトラブル無く獲得できました。
治療を進めていく中で一つの問題がありました。
こちらの患者様は歯周病が進行していて天然歯を支えている顎骨に影響が
及んでいたことがエックス線写真と歯周病の検査から認められたのです。
歯と歯肉の隙間が深くなり歯石が付着し顎の骨を溶かしています。
そこでインプラント治療と同時に歯周病ケアも行っていきました。
歯科専用器具で歯石除去していきます。
患者様にとっては10年ぶりの歯石取りだったそうです。
痛みも伴う歯周治療でしたがきちんと治療に通って下さいました。
1年3ヶ月後
「問題なく噛めて嬉しい」とインプラントの快適さを実感されておられました。
歯肉も引き締まっています。
最終上部構造セット後は歯周外科治療も行い、現在では
「歯間ブラシは習慣になりました」
と、セルフケアでの意識も高くなられました。