インプラント埋入手術後のプラークコントロール

インプラント埋入手術後は顎骨とインプラント体が結合する

大切な期間です。この期間中は来院の必要はありませんが

ご自身での口腔清掃が重要です。インプラント手術を成功に

導くための決め手と言っても過言ではありません。

インプラント埋入手術直後パノラマX線写真

5257_オペ後

手術後の状態を断面図にするとこのようになっています。

 

imp003[1]

 

「ヒーリングアバットメント」というキャップが歯肉から覗いている状態で

上部構造がセットされる際の歯肉の形を作っていきます。

この状態で今回はインプラント体が顎骨と結合するまで約4ヶ月待ちました。

 

yjimage[2]

実写真です。手術後1週間が経過した状態ですが両隣接の歯と

ヒーリングアバットメントに大量の歯垢が付着しています。

 

5257_15.4.11ヒーリンク

手術直後はその部分を磨く事に抵抗があったと思うので多少の

歯垢の付着は仕方ないと思います。

が、1週間が経過して傷口も回復してきたのでここからは丁寧なケアで

歯肉をしっかり引き締めていかなければなりません。

提案したのはワンタフトブラシ「プラウト」です。

yjimageプラウト

普段の歯ブラシに加え、この「プラウト」の山型になっている毛先の部分を

ヒーリングアバットメントとその周囲、両隣接の歯の付け根の部分に使って

いただく事をお願いしました。

3ヶ月が経過した状態

ヒーリング15.7.25_

歯茎も引き締まりプラーク除去も上手にされていて

きちんとブラッシングされていた成果が口腔内に表れています。

この状態なら安心して上部構造作製のための型取りの段階に

進めます。