矯正治療後インプラント埋入し初診時から5年経過した状態
上部構造セット後3年が経過している患者様です。
初診時は右上には部分義歯が入り、他の欠損部には両隣接歯とつなげた
ブリッジがセットされていました。
初診時パノラマX線写真
口腔内写真
上顎前歯の歯と歯肉の境目が縁取り状に赤みを帯びて腫脹している事が
認められます。
セルフケアを怠っているというわけではないのですが過去の治療での充填物との
段差や歯列不正が歯肉に炎症を起こすリスクになっています。
インプラント埋入にあたり
①正しい咬み合せと顎の位置にする為に矯正治療を行う
②セルフケアの見直しで歯肉の炎症を改善する
という計画を立てました。
矯正治療終了後
欠損部だったところにインプラントの仮の上部構造が入りました。
しかしまだ歯肉の発赤が残っている為フロス(糸ようじ)のケアを毎日行って
いただけるように練習しました。
おすすめしたのは「ルシェロ フロッサー」
サイズは少し細めのSサイズです。
こちらは当院の患者様に大人気です!
使いやすい特徴としては
・柄が長い
・チップの角度が変えられる
・MサイズとSサイズがあり隣接状態によって選択できる
このフロスを鏡を見ながら全ての隣接接触面に通していただくようにしました。
もちろん毎日です!
最終上部構造セット後3年経過
右側
左側
今回のメンテナンスで初診時からは5年が経過しました。
初診時
初診時から5年後
咬み合わせ、インプラントともに安定されておりメンテナンスもずっと続けています。
先日のメンテナンスでは
「何でも噛める!!」
との感想もいただきました。