上顎洞底挙上術後1年が経過したインプラントに必ず必要なケア用品
上顎に3本、下顎に1本のインプラントを埋入された患者様です。
上顎は3本の埋入で4本分の上部構造をセットするブリッジタイプです。
一次手術後(上部構造はまだ装着しません)
上部構造セット後1年経過
1年経過した現在では感染の心配もなくしっかり顎骨とインプラント体が結合されています。
下顎インプラント
上顎インプラント
連結されたブリッジタイプなので奥から3本目(向かって右から3本目)の被せは
上部構造のみでインプラント埋入はしていません)
埋入部位が変わりますがこの様に「ポンティック」と呼ばれる両隣接のインプラントと
つなげて橋になるような被せがセットされています。
この様に連結された上部構造にはフロス(糸ようじ)が入らない為、歯間ブラシを
使用して連結部位の歯垢除去を行います。
歯間ブラシはまっすぐな直タイプと曲がりのある曲タイプとがあります。
こちらの患者様のメンテナンスでは奥歯にオススメの曲タイプを使用して
歯間清掃を行いました。
直タイプ 曲タイプ
歯と歯の間をノコギリのように動かします。
同じ部位を何度も動かす事、歯肉をこすらないように歯間の接触点に当てる事が
ポイントです。
歯間部の隙間の広さは部位によって違うのでメンテナンスの時にその患者様に
合った歯間ブラシを選択していきます。
こちらの患者様の場合は3Sタイプと2Sタイプの2種類の歯間ブラシにしました。
歯間ブラシには細いワイヤーの周りにナイロンの毛が付いているので
やさしく洗って自然乾燥させましょう。
ワイヤーが折れたりブラシが毛羽立ってしまったら新しい物に交換してください。
連結されたインプラントの歯垢除去には歯間ブラシは必須です。